聞きやすいアナウンス音声をめざして【Part 9】

飛行機に乗ると、機内アナウンスが流れます。万が一のことを考えると、不安を感じながら乗っている皆様も多いのではないでしょうか。そのような時、機内アナウンスの落ち着いた声は私たちの心を穏やかにし、安心を与えてくれるものです。今回ご協力いただくのは、航空会社に勤務されている原田優美さんで、そのような声の持ち主です。キャビンアテンダント(CA)でありながら、2024年3月まで数年にわたり上智大学に出向されていました。その間、2023年11月8日と2023年12月22日の2回にわたって、録音をさせていただきました。

まずは、1回目の録音です。離陸時の日本語アナウンスがこちらです。

同じく、離陸時の英語アナウンスです。

次に、着陸時の日本語アナウンスです。

同じく、着陸時の英語アナウンスです。

1日目の録音の後、原田さんには英語アナウンスに関して、荒井による発音指導のレッスンを受けていただきました。1回目は母音についてを中心に、2回目は子音についてを中心に、そして3回目はイントネーションについてで、それぞれ1時間程度のレッスンでした。最後の4回目は総仕上げということで、全体についてを再確認し、その後、2回目の録音をしました。その成果をお聞きください。

もともとの発音も素敵でしたが、細かく聞くと英語の要所要所の音の発音が矯正されたのに加えて、全体的にイントネーションがより自然に整えられた印象です。

ご協力いただきました原田優美さん、どうもありがとうございました。

録音1回目の様子(2023年11月8日)
荒井研究室内防音室にて