進行する波と逆行する波が重なると(同じ振幅でかつ同じ周波数の反射波など)、波が止まって同じ位置で振動する様子が観測されます。これが定常波です。その様子をウェーブマシンの動画で確認してみましょう。
このビデオでは両側が固定されておらず自由端になっているため、下の図のような定常波のパターンを示すことになります。
一方、次のビデオでは片側が自由端、反対側が固定端になっているため、下の図のような定常波のパターンを示します。
これらの例で、変位しない点と変位が最大になる点があることがわかります。前者は節(node)と呼ばれ、後者は腹(anti-node)と呼ばれます。
Free end reflection
Fixed end reflection
- Fletcher, N. N. H. and Rossing, T. D., The Physics of Musical Instruments, Springer-Verlag, 1998.