一様音響管(2-D Kundtの実験)

Kundtの実験は通常、両端が閉じています。しかし、片側が開いているようなKundtの実験を考えてみましょう。そこで、2次元に拡張した2D-Kundtの実験を見てみましょう。

この動画で注目してもらいたいのは、スピーカの先に続く一様音響管です。右側(スピーカ側)は閉端、左側は広い空間につながるので開端と見なせます。このとき、スピーカから流れる純音の周波数を調節すると、ある瞬間で開端においてコルクの粉が激しく踊る「腹」になっている様子が観測されるでしょう。これは共鳴に寄るものであり、開端でも反射が起きている証拠です。

[References]

  1. Sakamoto, S., Ueno, K. and Tachibana, H. (2004). “Visualization of resonance phenomena for acoustic education,” Proc. ICA, III, 2311–2312.