About

荒井研究室について

研究室が誕生したのが1998年4月。それ以来、「音声」や「音」をキーワードに研究・教育活動を行っています。設立当初は電気・電子工学科であったこともあり、(Speech) Signal Processing Laboratory という意味合いを込めて splab という略称を使っていました。その後、学科再編によって情報理工学科となった今、Speech Communication Laboratory(略して splab)として現在に至っています。研究対象は「音声コミュニケーション」に主軸を置きつつ、音に関するあらゆるテーマを扱っています。音や音声は理工学系の分野を超え、言語学や言語障害学、心理学、社会福祉学、教育学、音楽など、多くの分野に関係するため、学際的な研究を行っています。

荒井研究室では、特に次の3つの柱を大事にして、音声コミュニケーションを研究対象の中心に置きながら音声科学や音声知覚、聴覚科学などを含むヒューマンサイエンスから、音響学や音声工学、データ処理・信号処理などに関わる研究までを幅広く行っています:

学際

「音」や「音声」は理工学系の分野を超え、言語学や言語障害学、心理学、社会福祉学、教育学、音楽など、多くの分野に関係します。そのため、幅広い学問領域との接点を大切に研究教育活動を行っています。

国際

国際的なレベルの研究を、国際的な研究者とともに行うことを常に意識しています。国際雑誌への論文掲載や国際会議での発表や講演はもちろんのこと、国際的な共同研究、海外への留学、外国人研究者の受け入れなども積極的に行っています。

人のため

成果が社会に還元され、人のためになるような研究教育活動も大事にしています。特に、音の福祉工学につながる研究も重要な課題として取り組んでいます。

研究テーマとキーワード

“音声コミュニケーションを中心とする音声科学・音響学・音響音声学 などに関わる科学的探求とその応用”

キーワード:音声コミュニケーション,音声科学,音声生成,音声知覚,音響学, 音の福祉工学・障害者支援,音響音声学,音響教育

  1. 音響学と音響教育
  2. 音響音声学を中心とする言語学分野(音声学・音韻論)とその教育応用(応用言語)
  3. 音声生成を含む音声科学と音声知覚を含む聴覚科学、音や音声を含む認知科学
  4. 実環境での音声知覚・音声明瞭度、音声信号処理・音声強調
  5. 音声に関する福祉工学・障害者支援、障害音声の音響分析や聴覚障害者・高齢者の音声生成や音声知覚
  6. 実時間信号処理を含む音声処理アルゴリズムの開発、音に関わるシステムやアプリの開発
  7. 音声の話者性
  8. その他、音に関する研究全般